今週のひとこと


2003年12月

2003年12月28日(日)

週はご報告が盛りだくさん!?(ToT)

まず、家に居ながらにして玄関で詰めだされてしまいました。

実は、宅配の受け取りに玄関へ出ようとしたとき、洗濯物を干していたので、
普段は利用しないバックドアを利用したのです。
すると、そのドアは「バタン!」としまり、そのドアがオートロックであったことを
忘れていた私は、うっかり詰めだされてしまったのです。(-_-;)
もちろん、家にいたので、携帯電話も鍵ももっておらず、そのままセキュリティーへ・・・。
鍵を開けてくれる業者に電話してもらいました。
・・・うううっつ。なんというドジ・・・。大出費。

その後、気を取り直して、いつものようにお店へ。

その帰りぎわ、洗い物していた際、携帯電話を忘れたことに気づいて取りに帰ると、
買い換えたばかりの携帯電話のみが盗られていたのです!
(古い方は残っていた・・・(-_-;))
シンガポールではまだ新しいカメラ付電話で、こちらでは結構お金がかかるんです。
奮発して買ったばかりだったのに、またまた大出費。(ーー゛)

もう、散々の一日でした。(ToT)

もう半分自棄です。

そして、今日、台所のシンクの下で水漏れが・・・。

しかし、これはオーナーがすぐに修理屋さんを呼んでくれ、今日中に解決できました。
日曜日なので無理かなと思っていたのですが、
今日ほど、親切なオーナーでよかったと思った日はありません。(-_-;)

今週は、情けなかったり、怒ったり、泣いたりと急がしい一週間でした。
まぁ、いろいろんなことがありましたが、
それでも何とか大きな事故にあうこともなく、今年も無事に一年を過ごせそうです。

こういう嫌なことが起こるのは、きっと私がシンガポールでの生活に慣れてきたので
「気をつけなさい」という知らせなんだと思います。

みなさんも、今年も残りあとわずか。
一年を無事で過ごせるようお祈りいたしております。



2003年12月21日(日) 葉隠れ会 忘年会

以前、佐賀県人会(葉隠れ会)に参加したことを報告しましたが、今度は忘年会がありました。

今回は、来月日本へ本帰国予定が判明した方々もいらして、
また淋しい思いをしました。(ーー゛)

前回やっと参加して、せっかくお知り合いになれたのに、もう来月には帰国なんて
本当に寂しいです。(-_-;)
シンガポールでの、この【出会い】と【別れ】の多さには何年たっても慣れません。

実はつい先月も、ある集まりの際にゆっくりお話しもできなかったので、「また飲みにでも行きましょう!」と言おうと思っていたら、その人はその数日後、帰国してしまっていたという経験があるのです。あの時、もう少しちゃんと話しをしておけばよかったと後悔しました。(ToT)

こういう繰り返しで、いつお別れになってしまうかもしれない人との出会いだからこそ、
その時その時を大事にしなければいけないなと、
今更ながら思うようになってきました。(-_-;)

田舎育ちの私には、実家に帰れば近所には幼なじみの家があり、お正月やお盆になると
みんな帰ってくるので、たとえ離れていても心のどこかで「また会える」という保障のようなものがあったのだと思います。それで、「もう、これっきり会えないかも」というような覚悟は、なかなかしてこなかったように思います。

だけど、本当は人との出会いなんて、奇跡に近いものなんですよね。

何かの縁があってその人たちに出会っていると思うと、一緒に過ごす時間を
本当に大事にしなければならないと思うこのごろです。


2003年12月13日(土) 聖アンドリュース大聖堂

今週の木曜日、11日に、レイリーン先生のクッキングクラス主催のイベントで
聖アンドリュース大聖堂の見学に行ってきました。

教会の中には、一般の方(旅行者)も自由に入れるそうですが、
私は中へ入ったのは初めてでした。

一般の方が入れる場所の他にも、ベル塔見学もありました。それは、昔パイプオルガンが
設置されていたところよりさらに上の方へ続く階段をのぼってやっとたどりつくというもので、
それは、やっと人ひとりが通れるくらいの狭くて真っ暗な階段でした。

懐中電灯の明かりだけを頼りに上っていくその階段は、21世紀にこんなところがまだあるのかと思わせるような場所でもありました。
(懐中電灯の明かりがこんなに心強いと思ったことはありません。←大袈裟?"^_^")
やっとの思いでたどり着いたときには、ほっとしました。

どこへ行っても、エスカレーターやエレベーターを利用し、階段を上り下りすることなど、
ほとんどなくなった私は、あとで足がガクガクして、運動不足を実感しました。(^_^;)

ベルが設置されている場所は傷みが激しく、壁が落ちてきているところもありましたが、
今度新しく生まれ変わる予定とのことでした。
歴史のあるものがまた一つ変化していくのは興ざめのような気もしますが、耐久性の面などでも致し方のないことなのでしょう。

記念に写真を撮ってきましたので、後日private site内にアップしたいと思います。

どうぞお楽しみに。



2003年12月6日(土)

先週は、体調をくずして寝込んでいたので、またまたお休みしてしましました。
2週ぶりの更新です。


さてさて、今週は、NHKで『ハイビジョン生中継 世界遺産の旅 スペイン』という番組が放送されていました。その中で、「古都 トレド」を見たとき、私は思わず、10数年前に卒業旅行で
行った時のことを思い出しました。

バブルの真っ只中に学生時代をすごした私は、当時、卒業旅行で海外へ行くことは
めずらしくありませんでした。そのため、ヨーロッパではこの時期「民族大移動」などと
揶揄されていたことを覚えています。

私は、ドイツのハイデルベルクへ行きたかったのですが、貧乏旅行の私には、
当時、ドイツだけの旅行というものはなく、ヨーロッパ各国を周るツアーで
ハイデルベルクが含まれているものを選ぶしかありませんでした。

ですので、ほとんどなんの知識もなく、トレドへ行ってしまったのですが、
ツアーで仲良くなった友達が、非常に関心を寄せていて、彼女達についていくような形で
周りました。その無知な私にも、トレドはいろんなことばを投げかけていたように思います。
「百聞は一見にしかず」です。

随分昔のことになってしまったので、記憶もあいまいになっていましたが、
(当時の写真もシンガポールにはもってきていないのです。(~o~)
テレビを見ていて、「あ〜、ここは覚えがあるな〜」と思いながら、
いろんなことに考えをめぐらせてしまいました・・・

あの年は、激動の90年代のはじまりでした。
ベルリンの壁が崩れる光景をテレビのニュースで見て、「信じられない」と思ったものです。

また、卒業式の謝恩会では、恩師の一人が「世紀末に社会に出るということは、誰でもが経験できるものじゃない。」といって、ある独文学作家が世紀末に過ごした時の様子を語ってくれました。
それは、私たちに「今までの常識がくつがえされるような時代になるかもしれないけれど、
しっかりと、自分の道を歩んで欲しい」というようなことを伝えたかったのではないかと
今でも思っています。

その後にソ連崩壊へ・・・という流れを経験するのですが、学生時代にならった世界が、
どんどん変わっていくのを目の当たりにし、歴史は日々変わっていくものなんだと改めて
認識しました。

それでも、90年代初頭、私は21世紀は世界に平和が訪れるはずだと期待していました。

でも、今は90年代よりももっと緊張した時代になっているのではないでしょうか。

こうやって、シンガポールにきて思うのは、今まで好きなことをやってこれたのは、
平和のおかげだということです。

小さな幸せを追求するにも、地球環境のためにも、すべては平和でなければ、
実現できないものだと思うのです。


シンガポールは、多民族・多宗教でありながら、お互いを尊重して平和な社会を築いている
国です。この国から学べることが、たくさんあるのではないかと思う今日この頃です。



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