現在、学校現場にパソコンが設置され、情報教育が行われている。情報インフラの活用に長けた SOHOが積極的に参加することにより、学校現場では、パソコンの有効活用ができ、またSOHOにはビジネスとして展開できお互いにメリットがある。 私は、具体的に行動する場合、ターゲットは中規模都市にすべしと考える。 まずは、実際の中規模の都市の小学校のコンピュータ主任の 先生と私の会話をみて もらいたい。 (私)「こんにちは。こちらの学校にはパソコンは既に導入されていますか?」 (先生)「はい。ちょっと前のものですが、パソコン教室に20台あります。」 (私)「活用はされていますか?」 (先生)「ええ。まあまあですね。」 (私)「そうですか。それはよかった。インターネットも授業に取り入れられていますか?」 (先生)「それは、まだなのです。」 (私)「同じ、県内の〇〇市(県庁所在地の市)では、実際に授業でインターネットを実践されていますよ。 また、大学やモデル校での研究もすすのでいるときいていますが。」 (先生)「いやあ、〇〇市ではそうでしょうね。しかし、うちのパソコンはまだWin3.1なのですよ。」 (私)「新しいパソコンへの買い換え等、ご検討されているのですか?」 (先生)「それが今はまったくの未定なのです。」 ここで、以前にレポートした、パソコンのリサイクルを思い出してもらいたい。そこでは、Win3.1が動いているパソコン室をパワーアップしてWin98にし、インターネ ットにつなげることに成功した先生の話をとりあげた。 この学校のケースでも同じ需要がでてくると考えられる。 パソコン20台とすると次のような需要がある。 ・ルータ×1台 ・ハブ×2台 ・CPUアクセラレータ×20枚 ・メモリ×20枚 ・ハードディスク×20台 ・LANボード×20枚 ・Win98×20枚 ・ルータ設定費用×1台 ・クライアント設定費用×20台 ・保守、サポート費用 ケースの市でいうとこのような学校が20校程あり、まとまると相当額の需要がみこまれる。さらに、メーカーやプロバイダと組んで学校向けにカスタマイズされたパッケージを開発し納入することも考えられる。 SOHOが教育市場(学校)に取り組む場合、中規模の都市で取り組むのが有効である。大規模な 都市(県庁所在地等)では、メーカーが直接営業にきており、熾烈な競争をしいられる。中規模の都市に、まだWin3.1が動いていてSOHOの提案を受け入れやすいところがある。また、市場規模としてもある程度のものがみこ める。 SOHOが取り組む教育市場として、まずは、中規模の都市にターゲットをおくことをおすすめしたい。 |
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