SOHO'S REPORT
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1999/03/04 拠点化

私は、福岡県久留米市に住んでいます。久留米市の外郭団体に久留米生涯学習推進市民協会があります。ここで、面白い活動をしています。それは、生涯学 習ボランティアとして、人材バンクというシステムをつくり、それを組織化す ることにより地域振興に役立てていることです。

人材バンクではまち全体を学舎として、市民の「だれもが」、「いつでも」、「どこでも」、「なんでも」学び、教えあえるように、各分野で活躍されてい る方、専門的な知識をおもちの方、生活に密着した知識をおもちの方を登録し、 市民の自主的な学習や活動を支援するものです。

私も、早速、パソコンの専門家として、「楽しいパソコンとインターネット」という講習会と実技指導を登録しました。このシステムでは、市民のグループ (個人では不可)から要請があると、先生として派遣されるというものです。 謝礼として¥5,000円を市民のグループが支払うことになっています。例えば、 10人の市民のグループに1〜2時間のパソコンの講習を行った場合、1人あたり、500円ですむわけです。私のほうにも登録した当日に市民のグループから、要請 がありました。
このシステムは、似たようなものが、宗像市にもあり、ここで は、学校に専門家として講義にいくというシステムです。どちらも、すばらし いと思います。

ここで、このシステムが実現できているのは、拠点化されているということ事実が大切です。
この拠点化は、様々な活動にとって、重要なファクターであると思います。

九州アジア大学というイベントがあります。これは、一昨年から始まった事業で、九州山口各県の留学生50人と日本人青年50人が共通のテーマについて話し 合う機会をもつことによって、相互理解を深め、人材を育成するというもので す。九州各県がもちまわりで開催し、今年度は第3回目になります。私は、第1回目の九州アジア大学OB会代表をしています。そこで、今回の開催地である佐賀県の国際交流課から、企画の相談がありました。そこで、私は拠点化の重要性を訴えました。九州各県がもちまわりであるため、拠点がない状 態なのです。

今回設立しました「九州SOHOパートナーグループ」は、その活動の中で、拠点化を重要な課題としています。拠点化することにより、官公庁、学校、企業などとの連携もできます。継続性、
発展性のある活動は、拠点化することによりできると考えています。 3月7日には設立パーティも行います。積極的な意見交換ができればと思います。





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