SOHO'S REPORT
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1999/04/15 移動型SOHO

私は、学校の教育機器システム(主にコンピュータ、インターネット)のコンサルタントの仕事と
パソコンのインストラクターをしています。自分の仕事を振り返って考えてみますと、私は、移動型SOHO(勝手な造語ですが)だなあと 思います。車で1日に200キロくらい走ることもあります。
事務所=自宅にしていますが、私の仕事では、打ち合わせは、ほとんどがクライアント先で行っています。
また、連絡先は、名刺に事務所の電話番号を記載 していますが、転送電話で携帯電話にかかるようになっています。クライアン トが事務所にくることは、まず、ありません。
品物を仕入れたり、販売するこ もありませんので、倉庫などもありません。つまり、コンピュータと携帯電話、それに企画書を作る環境があれば十分なのです。
月曜日担当の尾形恵子さんもこの分類でいいますと移動型SOHOにはいる と思います。
そういえば、業種も同じコンサルタントですね。 この移動型SOHOは、技術の発展とともに可能になったワークスタイルと言えま す。また、それにともない、移動型SOHOという形態が社会的に認知されたこともあると思います。

・携帯電話の普及と通話料金の低価格化
6年前、始めて携帯電話を利用したとき、便利ではありましたが、その通話料金に気軽にかけることができませんでした。今はクライアントに「携帯にお電話下さい。」と申してもあまり違和感はもたれません。

・インターネットの普及
ここ1〜2年でクライアントから電子メールでの問いあわせが急に増えました。
また、メーカーとの交渉もほとんどが電子メールで可能になりました。
資料や書類もホームページからダウンロードすることが多くなりました。

・ノート型コンピュータの低価格化
これも6年前くらいとくらべますが、当時は、80万円ほどかかり、また、重く、液晶の画面も小さいものでした。

・周辺機器の軽量、小型化
プリンタ、デジタルカメラなどの周辺機器が、軽量、小型化されています。 今では、バックに
“ノートパソコン、プリンタ、携帯電話”をもってあるくことは、特別ではありません。
最近では携帯のファクシミリまであります。

技術の進歩と社会環境の変化によって、移動型SOHOはこれからも増加していく と思われます。
業種も多岐にわたることでしょう。 会社によっては、営業部門を移動型にかえているところもあるようです。 会社に出勤せずに、直接クライアント先にいき、社内LANから、資料を受け取り、電子メールで報告する。

これからの移動型SOHOに注目していきたいと思います。





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