最近、各地で様々なSOHO事業者の団体ができています。私に、連絡がある件数も最近富みに多くなっています。 SOHO事業者の組織は、仕事を獲得するためのシステムや、信用問題、 保証制度の解決策になることも考えられます。SOHO事業者がゆるやかな組織を組むことによるメリットは多くあるのです。それで、今後も多くの団体ができることが予想されます。 いろいろな組織ができると考えられますが、SOHO事業者の組織形態は新しいものであり、今後の調査、研究を期待します。 バーナード、チャンドラーを中心とした企業組織を分析した研究は多数存在します。 しかし、SOHOの組織は、それとは違ったものになります。分野でいうと”ネットワーク組織論”になるのではないかと思います。 自立したエージェントに対し、エスカレーションをまきおこし、理念や目標に向かわせる。ネットワークリーダーシップというものも研究されるべきと思います。 今後益々、SOHOの組織の事例研究、分析を行うことが望まれます。 ここで、参考としてシュミレーション的な事例を紹介します。 ●理念提唱、参加者の公募 抽象的な理念をつくり、参加者を募るといった段階です。 理念 「SOHOが活躍できる環境の整備」 この段階では、まだ、集まっていただいただけの状態です。団体は、サロン、 もしくは、異業種交流会の範囲になっています。 しかし、具体的な活動指針をつくっていくために重要な期間です。参加者の課題や提案を集約することによって具体的な活動指針ができます。 ●組織の形成 皆さんの意見を集約したら次に、具体的な活動や目的にしていきます。 目的 「SOHO事業者の支援」 「共同受注の推進」 この目的のために、団体を運営する体制作りをします。代表者や運営委員、事務局の設置などを行います。 事務局は、受注の窓口として、また、会員のサービスを行う機能を行います。 参加者がビジネスとして相互利益の関係を構築できるかが、課題となります。 ●組織の運営 作った組織を運営していくことになります。 ここでは、組織の運営、維持のためにメンバー向けの各種サービスを充実させることが重要となります。 これは、単なる事例です。まだまだ、いろいろな形でのSOHO事業者の組織形成が考えられるでしょう。また、ネットワークリーダーシップというものも検討されなければならないと思います。 SOHO団体のリーダーやこれから団体をつくろうとされる方で、意見交換する場所をつくったらいかがでしょうか。 様々なSOHO事業者の団体から多くの成功事例ができ、単なるブームではなく継続事業としての新しいスタイルになることを期待します。 |
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