SOHO'S REPORT
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1999/07/08 SOHOマインドの育成

アントレプレナーシップという言葉を聞かれたことがありますか。日本語に訳すと“起業家精神”ということになります。簡単に説明すると「自分で考えて、自分の責任において行動する」ことです。

今回、通産省は起業家育成事業を始めると発表しました。新規産業の創出を担う起業家精神を有する人材の育成・輩出を図るために、初等教育での“起業家教育”の充実を図るというものです。

学校にベンチャー企業の経営者を講師として派遣する「起業家教育交流促進事業」と生徒の
起業家精神を育成するための教材を開発する「起業家精神育成教材等開発普及事業」の二つの事業を柱としています。
「小学生向け教材」は、商店街の調査や学校のバザー等を通じて計画・仕入・ 製造・販売など
一連のビジネスを疑似体験して起業家精神を身につけていくプ ログラム及びテキストを開発するものです。

「中学生向け教材」は、ビジネスプランを検討し、発表と討議を行うためのCD-ROM教材及びテキスト教材を開発し、Webサイト上に生徒の討議内容を掲載 し、同じ教材を使う他の中学校との間でも討議ができる教材にするとなっています。

ここで、“SOHOマインド”というものが存在すると思いますか。 私は、残念ながら実際にこの言葉が使われていることや、研究されていることを聞いたことがありません。
それでは、“起業家精神”と同意の言葉になるのでしょうか。 もちろん、SOHO事業者はミニベンチャーと呼ばれたり、独立心が重要なことから重なり合う点は多くあると思います。
しかし、“SOHOマインド”として独自の考え方もあるのではないかと考えています。

通産省がいう「新規産業の創出を担う人材の育成・輩出を図るため」には、 “SOHOマインド”育成を図る事業を展開することも重要ではないかと思います。
脚光を浴びているSOHOというワークスタイルが社会に定着し、継続的に発展するためにも
“SOHOマインド”を調査、研究し、育成事業を確立することも重要だと思います。







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