「簡単にSOHOになる方法はあるか?」という命題について考察してみたい。 個人的にはSOHOはプロフェッショナルであるべきと考えている。しかし、 SOHO事業者として独立することが、至難のわざという状況も歓迎はできない。努力と工夫を重ねることで、独立できるという社会でありたい。 まず、SOHO事業者として独立するための条件を考えてみる。 ●オフィス ●通信環境 ●仕事の機会 ●人脈 ●情報ネットワーク ●運転資金 オフィスと通信環境は、自宅に電話回線があれば、それでOKである。 情報ネットワークはインターネットができる環境をつくればOKである。 運転資金は、貯金からだすことになる。SOHO事業者は、少資本でできるのが特徴である。 難しいのは、仕事の機会と人脈である。人脈は、SOHO団体に登録したり、異業種交流会に参加することなど、自分でつくるしかない。積極的な営業で仕事の機会も得ることができたとする。 このように条件のみ考えると、わりかし、簡単にSOHOになれるのではないかと考えてしまう。 しかし、ここで、仕事の技術という条件を加えてみよう。仕事の技術として、「単にパソコンを扱える」だけであれば、受注できる仕事は限られてくる。同じ技術をもった方が沢山いると単価も安くなる。継続的な受注が難しくなり、長期的な展望を立てにくい。 自分なりに工夫を重ね、専門性を磨くことが、安定して継続的に仕事を受注す るためには重要だ。 結論として、単にSOHO事業者として独立するというのであれば、簡単にできないこともないが、それは、短期的なものとなる。 継続的な受注や安定した収入のためには、自分の専門性を磨き、人脈など工夫を重ねることが大切になる。 |
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