SOHO'S REPORT
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2000/05/11 情報教育に関して

最近、SOHO事業者を育成する、支援するといったことに従事することが多く なった。
それは、このSOHOというワークスタイルに注目が集まっていること が理由であろう。
地域の情報化、女性のエンパワーメント活用、雇用の拡大、 高齢者の自立などなど。
これらの事業には今まで、パソコン教室が主流で あったが、SOHO講座もセットになって
取り入れられている。

それ自体は嬉しい傾向だと思うのであるが、パソコンやインターネットは単なる道具にすぎず、
仕事の基本(商いの道)などはかわっていないことを理解してもらいたいと思う。
情報化社会の進展は顧客中心になるので、商売の基本となるものは、さらに重要になってくるのではないかと考えている。 そこで、高齢者の経験と若手の技術をマッチングした事業での成功者が今後ますますでてくることを期待している。 高齢者の起業については、助成金などさまざまな支援がある。活用の状況はどうなのであろうか。経営のノウハウがない、若い起業家も多いので、タッグを組むことを検討してもよいのではないか。何らかの形でマッチングが上手く いけば、
企業の根幹をしっかりしたものにできる。

また、若い人達、例えば、小中学校での情報教育のあり方も問いなおされなければならないと思っている。 私が、知っている限りでは、学校の閉鎖的な体質に阻まれて、新しい情報教育を志す企業は苦戦している。 文部省が提言する*「生きる力」を育むカリキュラム、教材を紹介、育成する必要があると考えている。

*「生きる力」とは、「いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、 自ら学び、自ら考え、
主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力であり、また、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性」(中教審中間答申より)のこと

学校経営のアウトソーシング化、ISO取得の推進、教育レート導入などの提言と将来的には
エデュケーションマネー(地域通貨)の発行を検討しても面白いのではないかと思う。





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