SOHO'S REPORT
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2000/05/25 高齢化社会を考える

最近、あるボランティア団体を主催している方から、相談を受けた。その団体は、高齢者が海外で長期滞在をすることを支援しているのだという。 会員は、2000名を超えている。相談の内容はインターネットでの展開を考えるべきであろうかということであった。

彼の話によれば、高齢者にとって日本は住みにくい国だという。会員は現在、 東南アジア、オーストラリア、スペインなどにいる。 どこも、物価がやすく、自然に恵まれ、生活に満足しているし、また、受け入れる国(永住ではなく、観光としてだが)も歓迎しているということだった。

このような活動が盛んになるのは、歓迎すべきであるが、これから超高齢化 社会を迎える日本にとって、「高齢者が住みにくい国」というレッテルがついてしまうのはマイナスではないのだろうか。

民間の団体で高齢化社会への対応ということで、様々な取り組みがなされている。シニアネット久留米は、「シニアよパソコンを持って自立せよ」と呼び掛け ている。シニアのパソコン教室は盛況であり、このような団体はこれからも増えそうである。

シニアネット久留米
http://w3.ktarn.or.jp/~senior/

SOHOは高齢者などの通勤弱者に雇用を拡大するといわれるが、現実的には、まだまだ、課題が多いのではないか。その課題解決にむけた具体的な取り組みはされているだろうか。

シニアの経験と知恵は、日本の知的財産だと思う。有効に活用される活動が具体的に取り組まれるのを期待したい。




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