SOHO'S REPORT
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2001/03/22 美女と牛丼

シンガポールにきて印象的だったのは、日本の有名な牛丼チェーンの店の広告ポスターで
ある。 それは、ブギスジャンクションのSEIYUにいく途中にあるのだが、西欧の美女が
にっこりしている写真と牛丼の組み合わせなのである。 私は、この広告に批判的なわけで
はなく、逆に意外さに新鮮な思いがした。日本でもやってみたら良いのにとさえ思った。
(もしかして、日本で同じ広告 があったらごめんなさい。)

私は大学生の時、社会学を専攻していて牛丼の確立されたイメージに興味があり、ゼミで
「牛丼やに女性客を増やすにはどうすれば良いか?」というテーマ を取り上げ、実際に牛丼
の運営会社までインタビューにいったりした。 その頃は、女性は牛丼やに入りにくいという
イメージがあったのだ。(現在で はそうでもないのだが。。。)確立したイメージがあるから、
かえって女性が興味をもつなど面白い傾向もあった。 そのように大学時代から興味のある
対象だったので、シンガポールでのこの広告に強い関心をもったのである。

今回の件は、企業イメージや商品イメージを地域によって異なる戦略をとっているという
事例とみることもできるであろう。 これは、ポスターという地域向けのメディアであることが
成立条件になっていたのだが、インターネットの世界ではどうであろう。

インターネットは地域にも世界にも情報発信できるツールである。 ホームページは企業や
商品のイメージを多くの方につたえることができる。 企業や商品は地域によっていろいろな
イメージをもっている。 ホームページを制作する側の私達は、このようなことを踏まえて、
戦略的な提 案をすることも一つの方法と思う。






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