SOHO'S REPORT
Backnumber
2001/10/25 信頼と信用

仕事を始めるきっかけというのは、人それぞれにあると思います。 私の場合は幸運にも大手
企業とタイアップでき、スタートをきることができま した。 その事業も1年目は、我慢の種まきの日々。 2年目にそれなりの刈り取りができましたが、3年目以降は壁にぶつかり、思うように収入がはいらない日々でした。 独立してやる場合は、1つの企業と契約してやるだけだとなかなか難しいもの です。基本的に企業にとってはアウトソーシングであるので、経済の変動や売れ行きに応じて、いつでも契約を切れるという利点があります。
そう考えると私達、SOHO事業者にとっては、複数の企業から仕事を受注して変化の波に柔軟に対応できる体制を作っておくことが大切ということになります。

SOHO事業者は、営業、総務、経理など複数の仕事と自分の健康管理を同じにやっていかなければなりません。安定した収入を確保するには、特にスタートアップ時には、営業に比重がかかるということになります。その間は、収入にならないので、厳しいものです。
私もいろいろな手法をためしてみました。

一番、効果があり、受注にもつながったのは「紹介」でした。 信頼している(信頼できる)方からの紹介というのは、かなり効果的です。 紹介してもらえる方の仲介によって、ある程度の信頼をクライアントに与える ことができます。 営業では信頼関係の構築が、もっとも大切なものであり、また、時間がかかるものです。それが、仲介されることによってすぐに手に入るのですから、
すごいメリットです。 私は、そうやって紹介した方の面子をつぶさないように信用される仕事を
する ことを心掛けました。 約束や納期を守るといった基本的なことから大切にしました。
そこで、信頼されると、また、その方が紹介者になって新しい仕事を受注することができ、
仕事を増やすことができたのです。

九州では、SOHOのエージェント(仲介役)のようなこともやっていました。 つまり、紹介役も
やっていたのですが、それがなかなか難しい。 できるだけ、紹介するSOHOの方とは、
一度御会いするようにして、その方が信用するにたるかということをみるようにしました。
「仕事を下さい」という方は多いのですが、仕事や礼儀の基本ができていない方も多く、その場合には紹介をためらってしまいます。 紹介して、問題があったときには、自分の信頼にまで関わってきてしまうからです。

受注を増やしたいと思って、仕事を紹介してもらう方は、紹介者のことも考えて仕事をしてもらいたいと思います。 その信頼関係や信用の輪がひろがっていくことが、SOHO市場の活性化に繋がると思っています。






メールはこちらまで。

soho asia トップページへ