SOHO'S REPORT
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2001/11/15 シンガポールでのネットワーク

今年の1月にシンガポールにきて、生活や仕事にやっと慣れてきました。
生活では、気候に慣れるのに時間がかかりました。常夏の国で、夜10時でもプールで泳げるのですが、屋内は、エアコンをがんがんにきかせてあるところが多く、場所によっては寒いとさえ感じるところもあります。 その温度差で体調がすぐれないことがありました。
私は度々、マレーシアのジョホールに出張していたのですが、(シンガポール から車で1時間半程度の近い場所です)すごくほこりっぽくて、毎回喉の調子が悪くなっていました。
シンガポーリアンとの仕事は、いわゆるカルチャーショックをかなり受けまし た。海外で仕事をするということの洗礼を受けたようです。
そこで、学んだこ とは、「自分の意見ははっきり相手に伝える」ということです。
とくに「NO」 とはっきりいえるようになるのには、さまざまな葛藤がありました。
今は結構なれましたが、海外で仕事をする方は、簡単なディベートと仕事とプライベートの切り分けを学んだ方が良いでしょう。

とにかくもやっと慣れてきたので、これから自分がやりたいと思っていたことを実行し始めました。まずは、シンガポールでネットワークをつくること! 毎週1人ずつ、各分野の方と御会いして話をするようにしました。こちらでは、 「SOHO」という言葉は一般的ではありません。
たいていのシンガポーリアンが住んでいるところは、政府が管理しているHDBフラットで、そこをオフィスとして使うことは法律で禁止されているようで す。狭い国ですので、テレワーカーというのも実際には普及していません。そこで、SOHOという言葉をいろいろとかえて説明しています。ITを活用した小規模事業者、ベンチャー企業のアーリーステージといったとこ ろでしょうか。
何とか日本的なSOHOを理解してもらうようにするのが、最初に必要にになります。

現地の小規模IT事業者で某有名スポーツメーカーのWebやカタログなどを制作 している会社とお話しました。 自分の会社のコアコンピタンスは何かを十分に理解しており、アウトソーシン グなどネットワークのコラボレーションを活用している状況は、日本と同じだなあと思いました。

福岡県は、先週お伝えしたように「アジアSOHOカンファレンスin福岡」を企画するなどIT事業者の交流に積極的な支援を打ち出しています。 また、「福岡ITビジネスネットワーク」を組織しています。 シンガポール企業との商談会が11月26日にあります。

シンガポール生産性規格庁とのミッション
http://www.fukunet.or.jp/koryu/kokusai/20011108singa.html

私もできるだけこのような活動には協力したいと思っています。私は、シンガポールでネットワークをつくって、それに名前をつけて(例えば、シンガポー ルデジタルワークアソシエーションなど)日本の各種SOHO支援団体と交流することを目指しています。

もう1つやりたいことは、こちらでMBAを取得することです。まだまだ英語や数学の学力が足りていないのですが、先日、11月10日に「ワールドMBAツアー」 があり、参加してきました。
http://www.topmba.com

シンガポールでは、本当に一般の方がビジネススクールにいってMBAを取得 しています。
今回のイベントも大盛況でした。
御興味のある皆様、是非意見交換しましょう!






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