ホームページも新しくなって、私の活動のコンセプトも“アジア的SOHOスタイル研究家“として 新しくスタートすることにした。このコンセプトを研究していきたいという思いは随分前からもっていた。 それを考えるきっかけとなったのが、以前私がSOHO’S REPORTの記事として書いたことによる。「日本的SOHOスタイルを確立して文化として定着して生活スタイルに組み込まれていくべき」という私の提言である。 私が現在行っているSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)でも日本的SCMの確立が主張されている。 参考 日本型SCMビジネスモデル http://www.ecom.or.jp/report/h11jecals/report13.pdf e-アジアマーケットプレイス http://www.internetclub.ne.jp/eamp/ 「欧米スタイルのSCMの基本は取引先の絞込みの選択と集中にある。当然、複数の取引先と契約、 受発注、配送、納品、回収等の商取引業務処理を行うより、単一の取引先と業務処理を行う方が効率的であることは言うまでもない。 そのために、徹底したベンチマーキングと効率化指標の設定・測定・評価によって、取引先を絞り込むことがSCM構築ステップの中でも大きな位置を占めている。 この欧米スタイルのSCMを導入すれば、日本経済を支えている中小企業の淘汰につながることは間違いなく、日本経済全体としての競争力の喪失に繋がることは自明である。現在も日本経済の競争力維持の源泉である中小企業を含めたSCMの構築が不可欠であり、中小企業が参画できる「日本型SCM」でなければならない。」(e-アジアマーケットプレイスホームページより抜粋) つまり、欧米のコンセプトを受け入れて日本の市場、ビジネス習慣にアジャストすることが大切である。同じことが、“SOHO”というワークスタイル/ライフスタイルにもいえる。現状、日本的なSOHOスタイルが確立されているかというと疑問はあるが、アジアの経済のリーダーとしての日本の役割からは、是非ともアジア的SOHOスタイルの確立の牽引車としての働きが要求される。 アジア各国のITインフラは整備され、インターネットユーザー数の拡大が予想されている。 国名 1999年 2003年 (単位:百万人) 中国 3.8 16.1 インド 0.8 8.8 韓国 4.3 11.8 台湾 1.3 4.4 マレーシア 0.7 1.9 タイ 0.6 1.5 出所:ゴールドマンサックス投資研究所(ASIA PULSE 22/7/1999) また、ISPの政府による参入規制も自由化が進んでいる。 1999年インド 2000年タイ 自由化による市場原理が働き、サービスや価格面でユーザーがメリットを享受 できることになる。 このような状況の中、今度は“アジア的SOHOスタイル”が確立され、ビジネスや生活で文化として定着できるかという命題を社会学的なアプローチで試みていきたい。社会学的なアプローチとはフィールドデータによる仮説をたて、検証していく作業である。 日本がアジア経済のリーダーとして今後も牽引できるか、また、“アジアの共創”に寄与していけるかという観点からも情報化社会の有効なワークスタイル/ライフスタイルである“SOHO”を アジアでアジア的に定着できるかというのが課題である。 |
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