シンガポールにきてもうすぐ2年。やっと「きて良かったかな」と思えるようになってきました。 随分前から「シンガポールで仕事がしたい」という希望がありました。 私の知り合いが会社を辞め家族で東南アジアを家族で放浪し、マレーシアのKLで ココナッツミルク100%の石鹸のインターネット通販を始めたことに刺激されたのです。 私は正直「インターネットで石鹸を販売して儲かるのだろうか?」という疑問をもっていたのだが、彼は、巧みに東南アジア好きの人達のコミュニティをつくり、現在は会員も1万人でインターネットで限定品を発売するとすぐに売り切れになるという盛況ぶりです。 しかし、私は英語がしゃべれないのがネックだと思っていました。 英会話スクールに通うのではなく、独学でと思い勉強を始めましたがあきっぽい性格で長く続きませんでした。 英語はシンガポールにいけば何とかなるのではと思ったのは、久留米の先輩からのアドバイスをもらったからです。先輩の友人がTOEIC200点台でもシンガポールで仕事をしているという話を聞き、実際にその人にも会いにいきました。 シンガポールに行けば英語はなんとかなると思うようになりました。 そして2001年1月より憧れであったシンガポールにきたのです。 そこでは、夢と現実のギャップや商習慣や生活習慣の違いということをいやというほど経験することとなりました。「もう日本に帰る」と何度思ったことでしょうか。また、毎週金曜日の夜は、 1週間頑張れた自分たちへの褒美として、妻とホテルのラウンジで乾杯する日々でした。 それほど余裕がなかったのです。 私を勇気つけてくれたのは、妻が一緒であったことが大きいと思います。 互いに励ましあう伴侶に恵まれたことに感謝しています。 考え方やものの見方もちょっとかえました。今までは、自分が手がける仕事は 自分の満足のいく成果をださなければと思い、少し強引なところがあったのです。 私は、シンガポールの仕事を通して次のような考え方ができるようになりました。 ・自分が思った通りに物事はいかないことが当たり前 ・一つのことにしがみついていないで、受け流す ・そのうちになんとかなる 何か否定的な考え方のようですが、実は異文化間をスムーズに仕事、生活するためには必要な考え方だと思います。 つまり、「自分が思った通りに物事はいかないことが当たり前」だからこそ自分のやれることに集中する。異文化では分かり合えないこともあるので、お互いその部分は受け流す。時間が解決してくれることもあるので、「そのうちになんとかなる」というゆったりした気持ちで行動する。 面白いことにこの考え方は日本でも通用するのではないでしょうか。 最近、やっと少し余裕がでてきたので、自分の好きなことも始めています。 せっかくシンガポールにきてITの仕事をしているのだから、学術的にアジアのITビジネスを研究したいと思い、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科岩村研究室発行のウェブマガジンABC Magazine にアジアのスモールビジネス」をテーマに連載中です。 ABC Magazine http://www.wiaps.waseda.ac.jp/user/iwamura/ABCmagazine/index.html 私に元気をくれたのは、アジアで起業した事業家でした。 彼らは、自分が何をやりたいか、人生で大切なものは何かを明確にわかって行動している。 だからこそ、エネルギッシュで魅力的なのです。 その「アジアのSOHO」を取材したことを財団法人日本SOHO協会のウェブで連載することになりました。「SOHOのキーワードは人間的成長」に私の思いが込められています。 シンガポール発/飯盛敦博の『アジアのSOHO 』連載開始! 第1回「SOHOのキーワードは人間的成長」 http://www.j-soho.or.jp/magazine/magazine021017.html 新企画も検討しています。シンガポールでの起業、企業内ベンチャーを検討する会社・個人に 情報を提供するウェブサイトを開設しました。 ウェブサイト シンガポールのコーディネーター“ていすと” http://www.soho-asia.com/taste.html ○ シンガポールのコーディネーター“ていすと”について シンガポールはアジア地域における多国籍企業の地域統括拠点として発展してきた世界屈指の国家競争力をもつ国です。(IMD2001年の国家競争力ランクでは、第2位) インフラの整備、政府の政策、英語でのビジネスなど海外での起業や社内ベンチャーを目指す方には最適な環境です。 最近では、Eコマースのハブ、起業家の育成を目指して政府が積極的な政策を行っています。 日本との自由貿易協定(FTA)の締結交渉も有利なチャンスです。 シンガポールはインフラの整備や英語でのビジネス環境など日本人が起業するのに最適な環境です。また、企業内ベンチャーを検討している企業にもIT技術など魅力的な素材があります。 また、「自分をかえる」きっかけを探している方にも役に立つヒントがあります。 しかし、実際にシンガポールでビジネスを体験しなければ、異文化のビジネスを理解して活用することは難しいです。そこで、ていすとシンガポールでは、情報だけでなく、シンガポールで ビジネス体験をするパッケージで提供いく考えです。 このサイトで一人でも多くの方が、シンガポールに興味をもち、自己実現や社内イノベーションの一助になれば幸いです。 問い合わせ先 ていすとシンガポール 飯盛敦博 e-mail to taste@soho-asia.com http://www.soho-asia.com/taste.html [Profile] ━…‥・ 飯盛 敦博(いさがいのぶひろ)/シンガポール進出支援 「SOHOアジア」代表 1966年佐賀県生まれ。2001年1月よりシンガポール在住。 シンガポールのコーディネーター“ていすと”開設! http://www.soho-asia.com/taste.html SOHOアジア URL: http://www.soho-asia.com E-Mail: info@soho-asia.com |
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