SOHO'S REPORT
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2001/02/01 あなたの夢は何ですか?

「何のために仕事をするのか?」、「あなたのライフスタイルは?」とか尋ねられたとき、その答えの根底には「夢というものがあるのではないだろうか。

もちろん誰しも夢はもっているだろう。しかし、それを実現させるかしないのか、それは、その人が「本当に心底そうなりたいと願って(行動して)いるか」ということに深く関係しているのではないだろうか。初めから「どうせダメだから」「実現するはずない」と思っていては、やはり夢も逃げて行ってしまうだろう。

今回は、私のこれまでの経過について少し触れてみたい。私は、周囲からは実現しそうもないと思われるような「夢」をいつももってきた。でも、不思議なことに一つずつ実現してきているのである。確かに、実現までの時間は掛かていると思うが自分がやりたいことは決してあきらめない性格が功を奏したのか、確実に一つずつ実現させている。 

「何とかなるものよ」と平静を装っている私も、20代は実に悲惨な状況であった。大学を卒業する時も自分がどうなりたいのかどうしたいのか全くわからずにいた。世の中の流れに沿って皆が就職するから自分も就職した。しかし、会社に勤めている私の気持ちは、いつも「何かが違うという満たされない気持ちで一杯だった。「何がどう違う」とは言えないのだが、「私が願っていたのはこういう生活ではない」という事だけは、いつも感じていた。霧の中の迷路に一人ぼっちで
放り出されて、出口が分からずにさまよっているような感じで、いつも将来に対して不安を抱いていた。そういう不安と戦った20代、「今は30代に向けての基礎創りの時期なのだ」と思い始めた。そこから、霧は晴れてきた。自分の40代・50代はどういう風になっていたいのか。そのためには30代には、どうなっていればいいのか。また、そのためには20代をどう過ごすべきか…。

私は、花に例えるなら、学生時代まではいわば、親から水と栄養を与えてもらっているようなもの。そこから先は、親からもらった養分を使って、どのような芽を出し花を咲かせるか、それは本人次第なのだと思うようになった。こうやって、自問自答を繰り返しながら、私の将来についてのビジョンが少しづつ見え始めていった。幸いにして、私の考えを理解し共感してくれる伴侶にも出会えた。

そして、一緒にシンガポールの地にやってきた。ここに来て、今やっとスタートラインに立てたのだと実感している。私の描いている40代・50代を実現させるためには、これからが正念場だ。

私の尊敬する一人の女性が嫁いできたのもシンガポールであった。何十年も前に、「日本人として」ということを常に考え行動されてきた方である。ここで、シンガポールと日本との架け橋として尽力されてきた。

その方についての資料は少ないけれでも、こちらでまたいろんな情報が得られればと思っている。そして私も、その方に少しでも近付けるように、また私自身のオリジナリティーを出せるように、これからも私の夢を追いつづけていきたいと思う。

まだ、全ては始まったばかりなのだ。







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